#10『おちんちんのえほん』どの子にも読める一冊

幼児向けの本に、もどってきました。

#10からの3冊は、幼児向けの本のご紹介。小さなお子さんと一緒に読める絵本です。

1冊目は『おちんちんのえほん』。

 


20年以上、読まれてきた絵本

この絵本が出たのは2000年。

いま20歳になる息子が赤ちゃんの時に手に取りました。

当時は、性に関する絵本は海外の翻訳が多くて、わたしは若干馴染めなかった。そのなかで、この日本の絵本はすごく絵が可愛いし、表現も馴染みやすく感じました。

じつはこの本、4年前にもブログで紹介しています。

そのときにも、こう書いていました。

絵が柔らかくてとてもかわいい

タイトルが男の子向けですが、内容はどの子に向けても読める本です

(2022-08-28「私のオススメ!こどもと読める性とカラダの本①」)

少し年代が古いということもあり、「おとこのこは」「おんなのこは」ということばが多いので、人によっては違和感を感じる方もいるかもしれません。

それでも、手に取りやすさ、わかりやすさという点では、とてもおすすめです。

本のなかには、プライベートゾーンの説明、プライベートゾーンは自分で洗おうね、いやだなと感じたら大きな声を出そう、など、じぶんを守るための知恵が、絵と共に書いてあります。

 


やわらかい線で、ちゃんと描いてある

そしてわたしがとてもいいなと思うのは、大人の体と、内性器(せいそうや、らんそう、など)も、やわらかくて、そしてデフォルメしすぎていないイラストで描かれていること。

おそらくわたしたち大人の世代が子どものときに比べて、子どもたちが「からだ」を見る機会は減っているように思います。

それはいいことでもあります。昔のTVは、今じゃ考えられない露出があったりもしたので。

ただ、親以外ではじめてみた体がアニメのイラストで、本当の体とのギャップに違和感を持つ子も、実際にいます。

小さいときから、大人に近づくと、体がどのように変わっていくのかを自然と知る機会は、とても大切だとおもいます。

この本はこのまま受精の話があり、妊娠、そして出産の様子も、とてもかわいいイラストで書いてあります。

実際の性交の描写はないので、絵本世代のご家庭でも読みやすいです。

 


「おちんちん」を、押さえ込まないで

こどもは「おちんちん」ということばが、とてもすき。

大きな声で言わないように、と押さえ込もうとするよりも、こうしてまっすぐ向き合うのも、おすすめです。

絵本をひらいて、一緒に声に出してみる。

それくらいの軽さから始めても、いいのだとおもいます。

 


【幼児向け】今日ご紹介した性教育の本#10

「おちんちんのえほん」

文:やまもとなおひで/絵:さとうまきこ
(ポプラ社)

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わたしのおすすめの性教育の本を順番にご紹介していきます
子育てしてきた体験、そして性教育講師として10年以上講座をさせていただき、そのなかで出会ってきた本を、わたしの目線による感想と共にご紹介します

 


日々の生活のなかで、子どもと性のこと、カラダのことを自然に話したい。

どんなスタンスで、どんな言葉で話すんだろう。

そんなことに興味を持たれたら、ぜひ講座にいらしてください。

いろんな事例、わたしもこれまでいただいてきた集合知を共有します。

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