青・蒼・碧の心に触れる作品_表現とはなんだろう
先日は自分を喜ばせる文化活動時間
友人が紹介してくれた個展で中目黒にいってきました
水棲生物画家の繁田穂波さん
青・蒼・碧がなんとも美しくて
そして繊細な曲線が美しくて
ラッキーなことに伺ったときは、ほかにどなたもいらっしゃらないタイミング。なのでベンチにすわってゆっくりしながら、その絵が生まれたストーリーをきかせてもらい、なんとも幸せな時間でした
海の環境が人間の営みの中でハードになっていく現実に怒りを感じたこと、その怒りを感じ切ったからこそ、誰かにやってもらうではなく、自分のできることをやるという気持ちの中でできた作品のこと
ひとつひとつの言葉がわたしにはとても響いて、それがこんなに美しい作品として現れることに本当に感動しました
今年の初めに湧いてきたのは、2021年は表現する年になるということ
かつてのわたしのなかで表現とは
『じぶんでこれを表現するぞ!』
ってきめて
技術とかを足して
時間をつくって
いろいろたしてやるものだ
という認識がありました
これが最近変わりつつあります
表現って自分の中から溢れ出る
『これをやるしかない、やらざるを得ない、やらないと生きているにならない』
こういう
”衝動”
に突き動かされるように表に現れることが『表現』な気がします
2020年に予備校の仕事を卒業して、とても言語化しにくい、人の内側にある感情や、信念や願いを紐解くインナーテクノロジーの提供と探究が、いまの私の表現です
安定や安心が大事だ。としてきた私にとっては、安定した仕事を卒業してこの表現にふりきることはかなりクレイジーだったのですが、生きている!という感覚はかなり色濃くあります
そんな今だからこそ、本当に内側から溢れるものを表現されているこの絵をみると、大きな感動がきたのだと思います
この繁田穂波さんの絵は蛍光塗料がつかってあり、昼と夜で異なる表情を持ちます(暗くなると光るんです)
それは生と死や、輪廻転生、生命のサイクル、海と宇宙、、、といった常に合わさっている2つの世界が表されているという話でした
たぶんわたしの言葉では言い尽くせないし、表現しきれないからぜひ足を運んで話を聞いてみてくださいね
このまるで街に浮いているようなリュウグウノツカイは窓に描いてある絵!
その場で描いてらっしゃって(ガラス用のクレヨンだそうです)、これから水の生き物が増えていくとのこと。窓の外から子供たちが指さしていたりしてすごく不思議で楽しい空間
これからさらに描き加えられて、窓が沢山のイキモノで賑やかになる終了日近くにもう一回いってみたいなーと思っています
個展の情報はこちらです!
水棲生物画家
繁田穂波/Honami Shigeta
Solo Exhibition