スリングにはどんな種類があるの?

『スリングの抱き方を教えてください』
こんな依頼をよく受けます

 

そのときわたしは
『どこのメーカーさんですか?』
『リングはあります?』
『手作りですか?』

とかなり細かくヒヤリングします

 

それはなぜか

一言でスリングといっても
その使い方、使い心地は
千差万別だからです

 

ここではおおざっぱにスリングの種類と特徴についてお話します

スリングは大きくわけて

 

①リングがないもの(=パウチタイプ)
②リングはないけどバックルやチャックがついているもの
③リングがついているものと(=リングスリング)

 

に分けられます

 

①リングがないもの(=パウチタイプ)

これは袋状の布を方にかけて赤ちゃんのお尻をスポッといれて抱くタイプのものです

 

もう袋ができがっているので、その袋の大きさを調整することはできません。なのでとても重要になるのが、サイズの選び方になります。

 

一般的に赤ちゃんと抱く人が離れれば離れるほど、また抱く高さが低ければ低いほど、抱く人は重く感じ、また安全度も低くなります

また、袋のサイズが合っていても、抱きいれた後に、ピタッと体にくっつけるように調整するのは難しいです。なので常に片手で赤ちゃんを支えることが必要であるものが多いです

私が描きました。画力がないことはご了承くださいませー。

 

ただ、サイズ調整の必要がない(というかできない)ことが手軽であること、そして畳むととてもコンパクトになるので、たとえば公園に連れて行くときやお散歩で、お尻だけスポッといれて、抱く人は片手で赤ちゃんの背中を支えて、、、という使い方としては便利です

 

②リングはないけどバックルやチャックがついているもの

これは、バックルやチャックの位置で袋の高さを調整することができるタイプ
袋の高さは調整できるのですが、赤ちゃんが入る袋の大きさは調整ができません

 

なので①のパウチタイプと同じく、抱きいれた後に、ピタッと体にくっつけるように調整するのは難しいです。
常に片手で赤ちゃんを支えることが必要であるものが多いですね

やはり手軽ではあるので、赤ちゃん用品店にもこれがスリングとして販売してあるのをよくお見かけします

 

 

③リングがついているものと(=リングスリング)

個人的に一番おススメなのはこのタイプ
冒頭の絵のものも、リングスリングになります
リングが付いているタイプは布を引くことで
抱っこ紐のサイズを
抱く人と赤ちゃんにぴったりくるように
調整することが可能です

 

ただ、どれくらい引いたらよいのか
そのサイズ感が最初はわかりずらいところがあるので

(なぜかというと目盛とか、ボタンや、印がないからです)

少し練習が必要になります

 

ただ、練習してコツをつかめば
ホントにぴったりと抱けるので

その時は基本的には両手を離しても大丈夫!
(前にかがむときなんかは手で支えることが必要です。でも普通にお買いものとかは手を離して大丈夫)

 

とくに上のお子さんがいて、そして赤ちゃん抱っこして、という場合は両手が開かないと大変ですよね(私も経験済)

そんなときはこのぴったり抱けるリング付スリングをお勧めします

 

もう少し掘り下げると、リング付スリングでも、リングの大きささ、布の素材や幅で抱き心地はまた変わります。ここは本当にそのスリングによるので、個別対応になります。

 

クラスでは、ご自身のスリングを持ってきてもらって、それを使って練習します。なかには、どうしてもぴったり抱くのが難しいもの、手作りのものだとちょっと危ないモノのたまにお見かけします。可能なかぎりその対策と、難しい理由もお伝えします。

 

一番大切なのは赤ちゃんの安全。安全に抱くためのポイントをつかんで、ご自身にあったスリングで自由で楽な抱っこライフを楽しんでくださいね

 

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