トランプ大統領の記事からおんぶを想う
内田樹さんの文章を読んで、ふと浮かんだのは、おんぶのことでした
東洋経済オンライン
「まずは君が落ち着け」世界は逆回転を始めた
不動産王の「壁作り」はなぜ支持されたのか
2017年02月01日
(写真の方と今回の記事は関係ありません。でも素敵でしょ☆)
私はおんぶやスリング抱っこをお伝えしていますが、そこでよくあるご質問が
『おんぶは何時間くらい大丈夫ですか?』
というもの。
もちろんメーカーで説明書に書いてある場合はそれも伝えつつ
『ママが疲れたと感じたら、あとは赤ちゃんがそろそろ別の体勢をとりたそうだなと感じたら、おろしましょうか』
とお伝えします
そうすると大体のお母さんは
『へっ?』ときょとんとされることが多い
そんなお母さん方はとても頑張り屋さんが多いです
産後教室講師となって四年目、顕著に働くお母さんも増えました
働く現場は世界と直につながっていて、すごいスピードで動いています
そして教育により私たちはそのスピードに最適化するように育ってきました
でもそのスピードはもはや、人間の感覚とだいぶ離れたところにきているように感じます
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本文より抜粋だから人間の生理的欲求と無関係なレベルに経済活動の中心を移したのです。それが金融経済です。そこではもう人間的時間が流れない。腹が減ればへたり、寒ければ震え、疲れたら眠り込むという生身の身体の弱さや壊れやすさはもう経済活動のリミッターとしては機能しない。
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この人間的時間にそわないものが、話題になるAIだったりロボットだったり。
ロボットがおんぶすれば永遠に疲れないから
おんぶは2時間まで!
とか決めないといけないのかもしれません。
あ、誤解のないようにいうと、お母さんがロボットみたい、といっているわけではありません。
お母さんたちのそのご質問の根底は赤ちゃんに対する愛だから。
私を含め、その経済の流れからたくさんの恩恵を受けていることも確かで、
どうあるのが正しいのか?!
と聞かれると困っちゃうけど
どちらが心地いい?
という基準で自分で選べたらいいとおもう。
ちなみに、『へっ!?』ときょとんとされるお母さんは、だいたいその後、ふーっと、とても緩んだ笑顔になることが多いです
そっか、自分の感覚に聴いてみたらいいんだって。
生活の中でどんな道具を使うか、どの場面で自分と対話をするか。もしよければ、日常の抱っこやおんぶで、ご自身の感覚と対話してみませんか?
【残席1です】
2017年2月9日(木)10時半~12時(あと交流ランチ会あり♪