【クラスレポート】想いを分かち合う_帝王切開ママの会

先日はいつも抱っこ教室を行っている

親子カフェkirakiraさんで

帝王切開ママの会&ミニ講座

を行いました

 

私は産後のお教室でベビーマッサージや抱っこ教室の傍ら、お産の振り返りの会をずっと行ってきたのですが、帝王切開に関する情報がとても少なく、戸惑っていらっしゃるママさんに数多くお会いしました。

 

また、予定された帝王切開の方もいらっしゃいますが、赤ちゃんやママの命を救うために、緊急に帝王切開に切り替わる場合もたくさんあります。

 

お産でさえ、初めてなのに、手術!?という戸惑い、恐怖だってある。でもその気持ちや体験を分かち合う場は少ないです。今回もそんなママさんのお一人が声をあげてくださいました

 

私は場のホストを務めさせていただき、講師は細田恭子さんをお呼びしました

 

<講師 細田恭子さん プロフィール>
さいたま市出身。帝王切開で3姉妹を出産し、2000年に「くもといっしょに」を開設。ユーザー発の帝王切開情報の草分け的存在として知られ、現在までに約400にのぼる体験や情報を掲載する。10年以上にわたり、各地で「帝王切開ママの会」を開催している。2013年8月、初の書籍『ママのための帝王切開の本』(共著)を出版。

 

細田さんのサイトをずっと見ていたけど、埼玉が遠くて行けなかったという方が今回見つけてくださってきてくださったり

 

当日に朝に子どもが熱を出して泣く泣くキャンセルだけど、次回行うときは絶対声を掛けてくださいねという方がいらしたり

 

あらためてこういった当事者・同じ体験をした人同士の場の重要性を感じます

 

こちらは講師の細田さんのFBの投稿より
(掲載許可をいただいています)

****

産後教室Co.coreさんで、帝王切開ママの会を開催させていただきました。
初の新川崎開催は、とても濃い時間でした。

 

お母さんの存在に悩み惑わされていたり(ちゃんとしなくてはいけないに囚われ)、自分の思いに縛られていたり。
話すことで解決に近づくことももちろんあるのですが、今日は…たとえば、

 

*帝王切開後に初めて起き上がる時、医療者2名が身体を起こすのを手伝ってくれたのですが、あまりの痛さに「痛い!」と、叫んだらその声に驚いて2人が手を離してしまったため、そのまま後ろにひっくり返り、傷が一部開いてしまったり

 

※アメリカで出産したため、母子手帳の肝心な記載がない。
自分の「こうしたい!」という思いを、言葉がネックでちゃんと伝えられなかったことに立ち止まっていたり、

 

*産後数日して傷口から膿が出ていることに気づき、膿を出すため思い切り傷を絞られたら、縦の傷の下の方が避けて陥没し、中の肉まで見えたのに、毎日自分で塗り薬を塗るように言われ、陥没した中に薬を塗っていたり

 

*術前、全裸で術台に寝かされ、麻酔が腰に行くようにと足のほうがウィーンと上がる。(全裸で何もかけてもらえず)
そこにいきなり立会いがOKと言われ、夫と母が普段着(ジーンズ)のまま入って来て、恥ずかしさしかなかったり

 

こんなに悲しいことを、「きっとみんなこうなんだろう」と、1人で耐えているママがいらっしゃることが、本当に悲しい。

もちろん、無事に会えたことは感謝だけれど、その後の子育てにも大きく影響するのです。

 

主催してくださったのは鈴木 美香さん。
「この場所だから、赤ちゃんを連れて来ることができました」という声に、こうして場を設けてくださることに心から感謝です。

****

もちろん、十分なケアがあり、とても素敵な帝切開の方も私は知っています。帝王切開=大変、恐怖とは限らない

 

どんな体験が、いいとか悪いとかそういう話ではなくて、そのときに起きた感情をご自身が十分にうけとめる場と時間がとても必要だと思っています

 

それが自分にとって大きな出来事であればあるほど。

 

写真の本はママのための帝王切開の本―産前・産後のすべてがわかる安心ガイド

 

今回の講師の細田さんと、産婦人科医の竹内先生、そしてご自身も帝王切開でお産をされた看護師の横手さんによる本

 

医学的なこと、当事者の気持ち、とてもバランスの良い本です

 

帝王切開だったママさんへ、そしてこれからお産の方へ、とてもおすすめです

 

また青いガイドブックは手術の傷跡をケアするテープについてで、こちらでもダウンロードできます

知っておきたい帝王切開の基礎知識

 

また、ミニ講座の中で

 

帝王切開の傷に優しい抱っこ紐ということで

スリングの抱っこが紹介されました

 

私も抱っこクラスき来てくださったママさんから

教えていただいて初めて気がついたのですか

 

スリングなどの腰ベルトがないタイプの抱っこ紐は

ちょうどお腹の傷に当たらなくて助かるということ

 

赤ちゃんは抱っこしたい

でも術後の体も大切にしたい

スリングの柔らかい布は

その2つの思いを包みます

 

スリング抱っこを試してみたい方はご連絡くださいね

今回の会場のkirakiraさんのグループ講座

そして出張講座も行っています

 

今回の帝王切開ママの会

みなさまのニーズをみながら

半年の一度くらいのペースで開催を考えています

ご興味のある方はこちらからお問い合わせください