私がスリングを好む意外な理由

わたしはだっことおんぶの専門家です
ここちのよい抱っこやおんぶを
たくさん楽しんでほしいと思っています

 
そしてその反面
ずっとだっこおんぶではなく
うつぶせ遊びやはいはい、そしてあんよで
たくさん遊んでほしいと思っています

 

そう、私がスリングを好むのは
だっこしたり、おろしたりが
とてもスムーズだからなんです

ずっと抱っこではなく
おろしましょう!
と思っているから
スリングが便利だとおもうのです

 

最近、
『どれくらいの時間
抱っこやおんぶしていても大丈夫ですか?』
という質問を受けることが多くなってきました

 

わたしがいつもお答えするのはこちら
『お母さんが疲れたら
そして赤ちゃんが下りたそうであれば
おろしましょう』

 

実は、抱っこ紐の連続使用時間に関しては
エビデンスがあるデータはありません

だっことおんぶの研究所の園田さんが
昔ブログに書いていらっしゃいますが

日本の基準では連続使用時間はだいたい2時間程度とされています。この基準の具体的なエビデンスはわかりません。でもふつうは2時間もたてば赤ちゃんのお腹も空いてくるし、おむつも替えたくなりますよね。そういう意味合いからは2時間というのは合理的な時間とも言えます。
ではそれ以上連続で使用するとなにか不都合があるのか、ということも気になります。ですがこちらも具体的なエビデンスはありません

北極しろくま堂 公式Blogより
https://www.babywearing.jp/blog/2014/10/30/149

とあるように
日本のSG(製品安全協会)基準では
おおむね2時間連続使用可
とありますが、これも目安に過ぎないようです

 

クラスで話を聴いている限りではありますが
最近、ベビーカーをもたず
結構な長時間のお出かけを
抱っこ紐だけで過ごす方

 

また
おろすと泣いてしまうから
ということで
家にいるときも
ずっとだっこかおんぶ
というお話をよくききます

 
どんなに上手に抱っこができても
お産の疲れもカラダに残る中で
長時間の抱っこは疲れます
(そしてお疲れ様です涙!)

 
そして赤ちゃんの発達という観点でも
抱っこだけではなくて
おろして遊ぶ
という時間もとても大切だと思っています

 
赤ちゃんは一つの姿勢だけではなくて
さまざまなカラダの動きから
筋肉が発達し、動き方を学んでいくとおもうからです

 
まだ、ネンネさんのときも
おろせるときは降ろして
おろした状態で遊んであげる

 
おろすと泣く時は
ねっころがった親のカラダの上に
赤ちゃんをのせてもいいかもしれません
(もちろん手を添えたりして
赤ちゃんの安全は保ってあげてください)

 

あんよの時期は
自分で動きたい!とでも抱っこで安心したい!
が交互に忙しく
抱っこ、おろして、だっこ、おろして
の時期がくるお子さんもいます

 
それもできれば大歓迎で
だっこしてそしておろしましょう

 
転びそうだし、場所によっては危ないし
変なものひろうし
まったく前に進まないし
大人目線ではいろいろありますけど

 
歩く楽しさ、歩く喜びを知ること
なによりも自分で歩く体力を徐々に持つことは
その後の子育てでとても大切

10年前の次男
この写真とった私のカラダにはスリングがかかったままです

 
だっていつまでも抱っこは大変です!
体重はどんどん増えるのですから

 
お出かけのときに抱っこ紐だけでいくことも
そちらのほうが動きやすい

 

電車の乗り換えが不便だったり
エレベーターが空いていなかったり

 
言い換えると
それだけ赤ちゃんとの外出にたいして
街が優しくないということも
経験済なのでとてもよくわかります

 
それでも無理をしてほしくない
とくに産後の疲れが残るお母さんには

 
そのために、街も、人の意識も行動も
変わっていくように働きかけたいと思うし
同時にお母さん達にも無理をせずに
とお伝えしたい

 

ここちよい抱っこやおんぶ
楽で自由に抱っこやおんぶ
沢山のだっこやおんぶをお伝えしているけど

 
自分のカラダへのセンサーを張って
赤ちゃんとママの心地よさをさぐること
その一つになればと思っています

 
おろした時の遊び方などもクラスでお話しします
出し入れが超絶楽ちんなリングスリングのレッスンもおこなっています
詳しくはこちらへ

産後教室Co.coreのおすすめ講座