笑顔が増えた今だから想うこと

昔、なにかの育児書で読んだフレーズ。
『子どもに怒ってはいけないタイミング、それは、食事の時、出かける前、寝る前の3つ。どれも楽しむ時間だから』
私はこれを読んだときがく然としましたね。だってその3つすべてで怒っていましたから。

 

そして、その育児書通りに出来ない自分に腹をたて、また不機嫌になって、こどもに笑顔を見せることができない。。。の悪循環に涙が出たっけ。当時は長男が3歳、2次男は離乳食食べる時期くらいだった気がします。
食事は食べる量よりも、こぼす(あそぶ)量のほうが多くて。テーブルの下のご飯粒を毎日拾いながら、本気でにわとりを飼って食べてほしい、とか思っていた。

 

出かける前も怒ってたよ。引っ越ししたてで、友達がいなくて、誰かが公園に来そうなとき合わせて、出発したかった。でもそうやって公園いってもだれもいなくて、長男がポツンと
『だれもいないね』
といったときは涙がこぼれた。

 

寝る前も怒ってた。やっぱり次の日に公園にいかなくちゃとおもって、当時夜型だった長男くんをはやく寝なさい!って怒ってた。
当時のわたしを思うとなんでもっとチカラを抜けなかったんだろうとおもう。1番はやっぱり引っ越しして、友達がいなかったことがストレスだった。友達というのは、子どもの遊び相手という意味でもそうだし、自分も大人と話をしたかった。

 

そして、いまのこと状況が永遠に続くのではないかという、先の見通しがつかない不安もストレスだった。

 

もし、タイムマシンがあって、当時の私に逢えたら伝えたい。

 

その状況はずっとは続かないよ。もう少し大きくなれば幼稚園や保育園に行く。そこで、子供たちは自分の世界とお友達をつくってくるよ。大丈夫、だいじょうぶだよ。
『ママ友』
なんて言葉で表現すると、メディア的にはドロドロしたイメージがありますが、現実はそんなドラマみたいな事ばかりではありません。私自身はママ友に精神的にとても助けられ、本当に感謝しています。

 

子育ての日々は常に変化していきます。でもその渦中にいると、永遠に今の状態が続く気がしますが、そんなときに、ふと後ろをみると、あぁ、もう戻れないんだと感じる。この日々は変化していくんだ、と一度でも腹落ちすると、その瞬間がとても愛おしく、大切になります。

 

笑顔が増えた今、昔のよく怒っていた自分も包めるような気がします。すべては子どもたちが教えてくれました。二度と同じ日は来ない変化の日々。力を抜いて、いろんな助けをかりて、ゆっくり過ごしていきましょう。

 

写真は9歳になる長男の手と友人の生後1か月の赤ちゃん。こんなに大きくなるんだなぁ。